Blog TenorCup

ブログ倉庫1(2005/4-2014/10)

ほぼ昨日と同じ内容のレッスン、授業が進む。SOIはボローニャの中心にある歴史的文化財の建物の2フラットを、ボローニャ市から与えられて活動している。中には8つのスタジオがあり、そこを使ってレッスンが行われる。一番大きなバディーニ教室-Aula Badini-は40人ぐらい入る講義室、M.プラデッリ教室-Aula M.Pradelli-は普通の小さなレッスン室で個人稽古などに普段は使われるのでしょう。立ち稽古できるようなスペースのある部屋はない為、オズヴァルド氏の俳優技術の演習は、研修所から10分ほど歩いたバレースタジオのようなS.レオナルド練習スタジオ-La Sala Prove S. Leonardo-で行われた。SOIの独自公演の時の立ち稽古などもここを使っているようである。大切な立ち稽古のスペースが整っていないくて大丈夫なのかとも思ったのだが、よく考えてみると研修所の公演は本番だけでなく練習からボローニャ歌劇場の舞台を使って行われるためである。そうです、オペラの稽古は本来、その本番の行われる舞台を使って進められるものである事を新鮮に思い出しました。

 

発声・声楽のレッスンとスパルティートのレッスンは基本的に毎日あり、10:30-13:30と、14:30-17:30で組まれていて、2組に分かれているが基本、一人、一日に声楽1時間、スパルティート1時間が確保されている。今日からはそれに加えて俳優技術-Tecnica attoriale-という演技の授業が加わってきた。講師はオズヴァルド・サルヴィ-Osvaldo Salvi-氏、非常に厳しい現役の俳優である。各グループ90分が3日間続く演習である。

 

内容的には初日と同じ、午前中のディクションと、午後の2種のレッスン。昨日からのディクションの講師パチェッティ女史は才能あふれた女性で、フランス語、英語も使うバイリンガル以上のマルチリンガル才女。学校のスタッフと同時に、ビジネス関係の仕事もしているようである。午後からの講師を紹介すると:声楽レッスン-Tecnica e cultura Vocale-はソプラノ、ロゼッラ・レドーリア-Rosella Redoglia-先生。年齢的には50台か、ソプラノ・リリコの声で、「トスカ-Tosca-」や「アイーダ-Aida-」などをレパートリーの主とする、まだまだ現役の人気ソプラノである。基本的な身体の支えの事と、唇周りの筋肉の使い方などに集中してがまん強くとても丁寧に教えてくれる。ソプラノのみでなく男声にもうまくフィットした教え方のようで楽しみだ。レドーリア先生のレッスンの伴奏をするのは、今回のセミナーを実現するのに一番骨を折って頂いた、昔の私の伴奏者、ピアニストの小谷彩子さん。日本での活動の後、ローマに渡り活動していたが、一昨年の正月過ぎからこのSOIの開校に合わせて、スタッフとして引き抜かれ中心的なコルペティ、ピアニストとして活躍している。スパルティート-Studio del spartito-を教えてくれるのはイタリア人男性のピアニスト、ビンチェンツォ・タラメッリ-Vincenzo Taramelli-先生。ミラノから通ってきている。SOIの校長のトゥリオラ-A.Triola-氏が長く芸術監督を務めていたジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場-Il Teatro Carlo Felice di Genova-に長く務め、トゥリオラ氏に請われて創立時からここで務めているという。やはり50台後半か、私のミラノのヴェルディ音楽院-Il Conservatorio G. Vedi di Milano-時代の仲間たちをたくさん知っていてとても話が合う。昨日と今日でディクションの授業は終わり、明日からその分、俳優技術とも言うべき授業が、レッスンの合間に入ってくる。

 

みんなで朝食後、迎えに来てくれたSOIのスタッフに案内されて市バス(#20)にて登校。特別のセレモニーもなく、スタッフと自己紹介をしあって、いきなり授業開始。それもそのはず、最初の授業、ディクション-Dizione italiana del cantante lirico-の講師、パチェッティ女史は今回のセミナーを中心的に作ってくれ、連絡先になってくれた人。聡明そうで超が付く美人の明快な話しぶりに、すぐにみんな夢中になる。授業の最初に、今回の研修所側からのプレゼントとしてディクション辞書を全員にプレゼントされた後、それを使ってイタリア語のディクションをとても丁寧に教え てくれる。

bologna7190006あっという間に午前中の授業を終わり、学校近くのリーズナブルな昼食のポイントをいくつか教えてもらい、そのひとつ「Trattoria Vino Rosso」にて初のイタリアン・ランチ。午後からはふたつのグループに分かれて、声楽のレッスンとスパルティートのレッスン。各々の部屋に分かれるが、通訳係として森田先生と渡辺君の二人で各部屋、グループを受け持ってもらう事にして、私は臨機応変に全体を見渡してゆこうと決める。いよいよ始まった、みんなどこまで持つか?夕食はボレッリ館に戻っての会食。レストランとは言いながら、内容はカロリー控えめの病院食という感じに全員がっかり。明日からの夕食は基本的に外で食べようと決める。

 

我々は全部で6人。同じ飛行機に乗って、ローマ経由でボローニャ着。ミュンヘンから少し前に着いていた受講生の志田尾さんと空港で合流して、2台のタクシーで宿泊先のボレッリ館-Casa Borelli-へ。先についていた何人かと夕食を取ろうと、すぐ隣のトラットーリア(食堂)へ。偶然ではあるが有名なお店らしく、劇場関係のスターたちのサインが並ぶ中で、ボローニャ料理を楽しむ。私と森田先生、受講生が志田尾、増田、増子、斉藤、大熊、宮下、大武さんのソプラノ7人に、村松、清水、大島君のバリトンが3人で10人、プラス、ピアチェンツァ-Piacenza-在住のテノールで、手助けをしてくれる渡辺君がいて、もう一人の受講生のテノール加藤君は明日の夜にボローニャ着予定。ところで、2週間お世話になるボレッリ館は以前、芸術家のための養老院だった施設で、ピアノが置かれたコンサートのできそうな部屋もあったりするが、一般的な部屋のサービスや食事はホテルやペンションほどには期待できないようだ。とりあえずは明日の夕食を食べてみてからということで、その予約をしてから就寝。いよいよ明日の朝からオペラセミナーが始まる。

 

今日は出発前の最後の出講日、大学院オペラの授業は、秋の本公演の指揮者、増田氏を呼んでの音楽稽古の最終日。一緒に昼ご飯を食べていると、オーケストラ指導の楽器の先生方がいらっしゃったので早速、紹介をする。増田氏からはフィレンツェのお勧めのトスカーナ料理のレストランを教えてもらう。旅の準備が全然してないので、午後から早退させてもらって準備をしようと帰る。とりあえずボサボサ頭を何とかしようと銀座に出て美容院で髪を整えてもらう。その後何点か着るものを買って帰宅。もうすぐ出発なので、ボローニャのパチェッティ-Eleonora Pacetti-女史からも、またお世話になる小谷さん、さらにはピアチェンツァ-Piacenza-の渡辺君からも連絡が無くなってきた。ちょっと不安になってSOIのサイトを開いてみるとなんと、トップページにNewsとして我々のセミナーの事が載っているではありませんか!それもちゃんとKunitachiと大学名入りで書かれていて、その内容と、来年以降も正式にこのようなセミナーをやってゆくので興味ある方は問い合わせください….という感じ。やーあ、断然やる気が出てきました。向こうの劇場側も本腰を入れて今回のセミナーを開催してくれるという事ですから、んー!スーツとネクタイをしっかり入れてゆこう!

 

昨日、新たに成田を出国していった2人のソプラノたちがちゃんと着いたか心配なので、連絡可ということで提出してもらっていたアドレスにメールで無事を確かめる。するとすぐに相次いで元気に到着の返信があり大安心した。大学で今日は前期の総決算でオペラソリストコースの発表会をして終了したのがもう夜の8時過ぎ。それから打ち上げに付き合って家に着いたのが11時。寝る前にボローニャで大変お世話になる、ピアニストの小谷さんにメール。おかげさまでうまくセミナーが始まりそうで大変期待していると言うのと、こちらの出発状況を知らせてボローニャでの再会を期す。

 

今日も2人が出国! 今回のセミナーの受講生は11名。大半がわが国立音楽大学の大学院修了者たちである。
大学院のオペラ科を修了して、さてその後どうやって舞台にデビューするか、さらに研鑽を積んで実力をつけるにはどうしたらいいか、など思案のしどころなのであるが、そのひとつの結論は、本場のヨーロッパに行って更なる研鑽を積むことである。
上昇志向の強い学生たちはほとんどがウィーンやミラノをめざす。しかし現地の勉強する環境がいまいち不安であり、大体どこで誰に習ったらよいのかわからないという人たちがほとんどである。
そのような人たちには今度のような機会はまたとないものであろう。
2~3週間このような研修期間で研修をして、自分の実力も測れて、さらには現地で自分がどういうところでどの程度勉強したらよいか、どんな先生がいるかなど、情報を蓄えて、ターゲットを絞り込んだ状態で勉強に入れる。そのような目的の学生たちが集まるのは当然である。
今日、成田から飛び立ったのは2人のソプラノ、国立の大学院オペラ科をともに卒業した二人で、それぞれにミュンヘンと、ミラノに飛んでいった。用事や時間調整をして、最後の我々がボローニャに着くのにあわせて、移動してくることになっている。
すでに先々週の土曜日に1人、先週の月曜日に1人が出かけていった。
最初にミラノに向かって出た学生の飛行機での荷物が行方不明になって最初から波乱含みではあるが、今朝連絡があり、荷物も戻ったようで少し安心した。さてさてあと出発まで6日しかないので、荷物を作らなくては。

 

18日から2週間かけて、イタリアはボローニャにオペラ講習会の付き添いで出かけます。ブログの書き込みを再開してボローニャ行きを報告します。そのため、新しいミニPCを持って出かけます。題して「2010夏・ボローニャ便り」。今回のセミナーの受講生は11名。大半がわが国立音楽大学の大学院修了者たちである。大学院のオペラ科を修了して、さてその後どうやって舞台にデビューするか、さらに研鑽を積んで実力をつけるにはどうしたらいいか、など思案のしどころなのであるが、そのひとつの結論は、本場のヨーロッパに行って更なる研鑽を積むことである。上昇志向の強い学生たちはほとんどがウィーンやミラノをめざす。しかし現地の勉強する環境がいまいち不安であり、大体どこで誰に習ったらよいのかわからないという人たちがほとんどである。そのような人たちには今度のような機会はまたとないものであろう。2~3週間このような研修機関で研修をして、自分の実力も測れて、さらには現地で自分がどういうところでどの程度勉強したらよいか、どんな先生がいるかなど、情報を蓄えて、ターゲットを絞り込んだ状態で勉強に入れる。そのような目的の学生たちが集まるのは当然である。今日、成田から飛び立ったのは2人のソプラノ、ともに国立の大学院オペラ科を卒業した二人で、それぞれにミュンヘンと、ミラノに飛んでいった。用事や時間調整をして、最後の我々がボローニャに着くのにあわせて、移動してくることになっている。すでに先々週の土曜日に1人、先週の月曜日に1人が出かけていった。最初にミラノに向かって出た学生の飛行機での荷物が行方不明になって最初から波乱含みではあるが、今朝連絡があり、荷物も戻ったようで少し安心した。さてさてあと出発まで6日しかないので、荷物を作らなくては。