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ブログ倉庫1(2005/4-2014/10)

女子プロゴルフ応援を予戦ラウンドで打ちきって土曜日の夜遅く、軽井沢の友人邸から女房と二人で小淵沢の山荘に。
一週間後に合唱団の合宿があり、我が古き山荘も練習に使うことになり、10数名の仲間が来ることになった。夜暗くなってからだと闇に紛れて誤魔化せるが、夕方明るいうちからの練習なので、すこしきれいにしておかなくてはならない。中の床は昨年張り替えたので残る問題は2つ。枯葉と雑草にまみれた前庭の掃除と、玄関のベランダを綺麗にすることだ。
朝とりあえず一人で始めてみるがとても出来そうにないとわかったので助っ人を探すことにする。
実は大月市内に住むすぐ上の姉がどういうわけかまだこの山荘に来たことが無いというので、今回遊びに来るように誘ってあった。彼女の旦那が手伝ってくれるだろうと思って電話で約束を確かめてみると、なんと旦那だけ用事ができてしまい姉が一人で来ると言う。しかし兄弟が多いというのはこういうときに便利である。姉一人じゃあ楽しくないし車もないだろうから相模湖に住む長姉夫婦を誘ってみようよ..と言って、連絡してみると偶然か、こちらも旦那だけ仕事だと言う。旧盆の最中なのに忙しい人もいるものだと思っていたら長姉が「あたしは暇だから、朝早い電車で行きますよ」との事。はいはい、歓迎させて頂きますよ!
というわけで助っ人探しはどうもうまくゆかない。あと残ったのは実家を継いでいる上兄夫婦か、山荘に一番近い白州町に住む絵描きの下兄夫婦。実家はお盆で忙しいから無理。結局、合唱団の合宿のペンション探しでもお世話になった絵描きの兄さんに電話すると、今夏祭りで東京からお客さんが来ているが午前中で帰るので、午後には手伝いに来てくれるとの事。やっぱり持つべきものは兄弟だ!
その兄が午後3時近くに来てくれて作業開始。朝から一人で頑張って庭の雑草を下刈したので、その延長でまず積もり積もった枯葉を一ヶ所に集めて山にする。兄は畑を持って野菜などを栽培しているので、枯葉などの腐葉土が欲しいから、とりあえず山にしておけば後でもらいに来るからという。
しかし前庭から山荘の側面、さらには裏の敷地一杯を掃除するとなるととても大変な作業になるので、とりあえず前庭と側面の前半分だけと決めて枯葉の清掃を二人で無口になる位頑張る。なんとか前庭の土の面が見えてみるみる綺麗になって来た。いくつか作った枯葉の山をひとつに集めて隣との境界の辺に大きく積み上げてとりあえずこの部分は終了。
標高1,150mの地で大汗をかきながらの作業に時間が掛かってしまい、ベランダの作業は今日中に出来そうもないので、とりあえずベランダのガラクタを山荘の裏に移す作業だけすることにする。
去年から始めた山荘の修理、さあやるぞと最初にアウトドアの雑誌に書いてある通りのサイズで作ってしまった大きくて重い作業台が、ベランダの左半分を占拠している。その下には工具から木端からセメント袋などを押し込んであり、またその横にはストーブ用の薪が積んであるので、最初の頃の様な白樺林に面した快適なベランダの空間が無くなっている。
今回はこのベランダ全体が雨風に晒されて汚くなっているので、綺麗にして防腐、防水の塗装をしてみたいと思っている。最初にベランダ上を空にする。重たい大きな作業台を2人でやっとのことで裏まで運び、山荘の壁沿いに放置する。その回りに残りのガラクタも移動して積み上げる。兄の考えで薪は見栄えよくベランダの床下に積む。
作業台や工具などは合宿が終わったらまた屋根の下に戻さなくては使いものにならないので当座の処置である。少し大きめの物置を作るか、買うかしてそのへんの収納も考えて行かなければならない。大体今時の別荘や山小屋などはみんな基礎のコンクリートを高く立ち上げて高床にしてその部分を収納などにあてているのが普通だが、この山荘を建てる時に自分が忙し過ぎて業者に一任してしまったのが今になって響いている。
お盆時の貴重な時間を頂いて手伝ってもらった兄には、ゆっくり夕食を食べていってもらった。
久し振りの肉体労働と涼しい山の気候にすっかり熟睡。
気持ちよく起きた次の日。塗装用品を買いにさっそく長坂町のJマートに行きたいが10時までは開かないので何回も往復にならないようしっかり買うもののリストを作る。
10時近くなって相模湖と大月の姉二人が電車で小淵沢に着くので、車で迎えがてら僕だけJマートに降ろしてもらう。
塗装に関してはあまり勉強してないのでJマートの店員さんに聞くつもり。塗料のコーナーで店員さんを探していると、すぐ近くで学生っぽい、それも高校生ぐらいの感じの男の子がなにやら作業している。アルバイトだとあまり分からないだろうかと思ったが、他に人が見当たらなかったので声をかけてみた。そしたらびっくり、この子が本当によく知っていたのだ。僕の質問に塗料の選び方、塗り方から刷毛の使い方まで本当に立派に助言してくれた。木部用防虫、防腐塗料の定番と言われる「キシラデコール」と刷毛、ローラーを購入。その他にバスルーム用の桧のすのこ、洗面台のタオル掛け2個、鏡の横につける収納用飾り戸棚、それに撒水用のホース+蛇口キットなどなど買って山に戻る。belanda01早速二日目の作業開始。まず外の水道からホースを回してベランダ全体に強い圧力の水を掛けて洗う。その後、デッキブラシでベランダの床をゴシゴシと擦ってもう一度水を掛ける。ぞうきんを何枚も使って水気を拭き取って行くがなかなか取れない。
お昼近くなったので姉達と昨年できたという近くの中華料理の店に昼食に。山で飲む昼間のビールは最高。
帰って来て作業再開すると下の姉さんからクレーム、「塗装する面は水洗いだけじゃなくて、やすりを掛けてもっと綺麗にしてからやるんじゃないの?」おっと、確かにそうだ。でもやりたいけど今回は時間がない。次回、あまり期間をあけないでもう一回塗り直す時にサンダーを使って色が綺麗に出るようにやりなおそう….そう決めて今回はこのままで塗装することにする。
女房と姉達は小淵沢のアウトレットへ出かけ、少し待つとかなり乾いてきていたので、さっそく塗り出す。色を均一にしたいのでよく塗料缶をかき混ぜてからローラーで大胆に塗ってゆく。床面なので、最後にどう足を逃がしながら全面塗るかというのはしっかり考えてからやらないと手が届かなくなったり、塗った部分に足跡を付けるはめになったりするので大変だ。
ベランダ全てを塗り終わってみると、建物全てがなにも塗装してなかった生のログ材なので、ベランダからどんどん外へと色を着けて塗ってゆきたくなる。本体の壁などは面積も広いのでとりあえずしかたがないが、ベランダの手摺りと、階段、それに正面ドアの枠あたりが、床を塗ったためにかえって汚れが目立つようだ。
これはやっぱり手摺りと階段、ドアの枠は塗らなくてはと思い、残った塗料、キシラデコールの「ウォールナット色」を手摺りの一本に塗ってみるがあまり綺麗ではない。
ピン、ポーン!頭でアイデアが弾けた。室内の床の色よりも暗いウォールナット色のベランダの床にはグリーンの暗いのが絶対合う!
アウトレットから帰ってきた車を借りてすぐまたJマートまで。あった、あった、同じキシラデコールの「タンネングリーン」。床は面積がかなりあるので3.4リットル缶だったが、手摺りなどにはそんなには必要ないと思って1リットル缶を2つ買ってくる。
山に戻ってみると姉達がもう帰ると言う。昼飯を一緒に食べただけで、あとはなにもできなくて申し訳ないと思ったが、少しは彼女達も息抜きになったようなので許してもらう。
結局、僕は小淵沢の駅に見送りにも行かずに塗装に夢中になっていた。
だいたいこの日の天気予報では午後から大雨の予報だったので、なんとなく作業が、あ、まだできる、あ、まだできる…という感じで後々になってしまっていて手摺り等の塗装を決断したのはもう夕方に掛かっていたのだ。
手摺りを半分ほど塗ったところで遠くに離れてみると、自分の暗緑のアイデアがすっかり嵌まっていて有頂天になった。
最後の工程ではもう回りも暗くなってきてベランダのライトを点けての作業になった。作業終了午後7時半。手から足からTシャツまで塗料だらけになっていた。
明日の朝、太陽の下でどう見えるか楽しみだ。

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