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ブログ倉庫1(2005/4-2014/10)

昨日の日曜日、今年一番の寒さで目覚めると、天気予報も山沿いは雪と言っていた。
八ヶ岳の山荘、9月末に行ったまま足が遠のいているが、本格的な冬の前に水周りの処置をしてこないと、水道管が凍って破裂したり、トイレが使えなくなったりなど年越しから正月、スキー等で使うときになって大変なことになってしまう。例年だと11月の始めに一日取ってそれらの処置をしにゆくのだが、今年は温かい日が続いたせいもあって延ばし延ばしにしてしまい、ついには12月に入ってしまった。
山は雪になりそうなので、女房の四駆(CRV)を借りて1人で昼前に出かけた。山の方に車を向けると、山小屋の作業の他にもいろいろ溜っていた用事を思い出してくる。大月の実家に寄って11月に退院した母親の顔を見る事。勝沼の親戚の葡萄園には、宅急便で送れないので取りにくるようにと言われている葡萄液を取りに寄ること。さらには武川村に住む画家の兄夫婦に会って、途中で投げ出してしまった山荘の玄関前の整備作業や物置作りについて相談すること等々。
ひさしぶりのリラックスしたドライブは楽しい。気温は低いが日曜にしては車の少ない中央道を少し眠たげに進む。甲府を過ぎたあたりからフロントガラスが小雨で湿ってきた。そして予想した通り、双葉SAを過ぎ、須玉ICと長坂ICの間の峠を上がった途端から雪模様となる。初雪だ。おもわず駐車帯に車を止め携帯で高速道路を流れる車列に沿って降ってくる今年の初雪を撮る。インターを降りて山小屋に向かう途中から雪はどんどん本格的になってくる。ちょうど紅葉の終わったばかりの樹々、田畑に初雪がいい感じで降ってくる。
オレンジ色の大きな実を重たげに実らせた道端の柿の木に雪が吹き付ける様に魅入られ、しばし芸術写真家か画家になっては、絶妙の構図と、紅葉のグラデーションをバックにした柿のオレンジと雪の白の混ざりあいを楽しむ。

山小屋に分け入るアプローチから真っ白で、そこに車の轍を付けながら到着。夏にペンキを塗ったベランダの深い茶と緑の色が大粒になって来た雪のカーテン越しにとてもきれいに見える。
こうやってひさしぶりに山に来てみると、わずか1ヶ月半か2ヶ月のブランクだが、空気や温度の違いもさることながら改めて取り巻く自然の持つ色や、そのバランスの美しさに感動する。
都会人の習性でついつい先を急いでしまったが高速の駐車帯でも、柿の木の道端でも、そして山荘の正面に止めた車の中でも、そのまま飽きるまで目の前の自然が創り出す名画を楽しんでいたかった。

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