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ブログ倉庫1(2005/4-2014/10)

昨日いきなり全国的にマスコミが「おおつき、おおつき!」と叫んでいた.
何かと思ったら日中の気温が4月としては記録的な30.2度に上がったのが山梨県大月市という事だが、実は僕の生まれ育った甲州街道の宿場町である.
これ以前にも何度か同じような気温の高い現象で「おおつき」と叫ばれた事があるが、その他で全国区を張った僕にとっての一番の記憶は、もう大分経つが羽田を発って大阪・伊丹に向かった日本航空機がダッチロールを繰り返して秩父山中の御巣鷹山に坂本九ちゃんや阪神球団社長を始め沢山の人を乗せて墜落したあの事故です.あの時の一番記憶に残っているフレーズが「大月市上空にてダッチロールを繰り返し…」というものだった.
坂本九ちゃんは2度ほどであるがNHKのTVや公開番組でご一緒した事があったり、僕自身が熱烈な阪神ファンだった(?)頃だったりしたので、自分の故郷の上空でいきなり起こった大惨事に何日も口を開けたまま絶句していたような記憶がある.
実際の大月という町は本当に平凡で小さく貧しい町です.甲州街道と言っても切り立った山と山の狭い間を流れる細い川に沿って張り付いたような部落の連続で、冬は寒く、夏は暑い…とても我慢のしがいのある地形なんです.だからか経済界では全国区な人がたくさん出ていて、それは一説には、冬寒くて夏は暑いし、一日の内でも朝すごく寒くて日中になるとものすごく暑くなる…という、非常にめりはりの効き過ぎたというか温度差の激しい土地なので、非常に頭脳明せきな人間を作り出すのだ…なんて解説する人もいるくらいで、阪急電鉄や宝塚の創始者、小林一三氏を始めとしてNEC日本電気会長だった小林宏治氏などもここの出身である.
昨年夏、NHK-BSの番組収録で久しぶりに地元に帰った.自分の故郷自慢をする「山梨だよ、私の太鼓判!」という番組で故郷に帰ったのだが、いざとなると本当に全国に自慢するようないわゆる「スポット」がなくて困ってしまったのだが、最後には平々凡々と田舎田舎した何もないのが一番の自慢かもしれないと思えてきて、全然顧みなかった「故郷」が急に宝石のように重く感じた夏だった.
東京で故郷の名前を聞くと胸の何処かで何か音がする.

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