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ブログ倉庫1(2005/4-2014/10)

吉田氏の会社マークスの第10回コンペに参加した。土浦カントリーC、朝7時半のスタートという事で、成田に前泊したのはもう話した。
久し振りのゴルフにあまりというかほとんど期待はしていなかった。今年はラウンド数も極端に少なくて、打ち込みはしていないし、また雨男と長年言われた男がこの梅雨の真っ盛りに行くのだから雨はしっかり保証されていたようなもので、実際に前日も雨、当日の天気予報も雨。何を期待しろというのか、早朝の気持ちの良い空気と、空港近くの青々しい畑の連なりの壮快なビュー。今日はこの朝の爽快感だけで良し…と欲のまったくないままゴルフをした。案の定、スタートからつまずく。一番のティーショットは最初の組、マークスの生きの良い若手達が見守る中で、吉田氏とまずまずのドライバー。フェアウェーから残り、 100ヤード。砲台グリーンの正面に大きなバンカーが口を開いている。素振りもしないでスタートしたせいで、ピッチングかウエッジか迷ってしまった。普段ならちょうどウエッジで気持ちよく振れる距離だが、まだ体も暖まっていないからピッチングがいいか?などと迷った末に、結局はウエッジを持って、気持ちよく振り抜けたと思ったのだがバンカーに入れてしまった。朝一のバンカーくらい嫌なものはない。あっというまに「うちのバンカーは砂が重くて薄いから難しいんですよ」というキャディーさんの声を聞きながらグリーン奥にホームランしてしまったボールを探しに走っていた。結局一番は寄せ切れずダブルボギーでの発進。やってない弱みかその後も、バンカーからのホームランが影響してグリーンを狙うショットが腕が縮んでスコアにならない。ドライバーは悪くないのだが上がってみたら47回も叩いて、スクラッチで握っている吉田氏に5つもおいていかれた。
10時すぎにハーフを上がってみるとまだスタート前のプレーヤー達がたくさん練習グリーンにいる。悪い予想通り折り返しのスタートまで1時間半もできてしまった。レストランではもうパーティー状態になってしまい、ビールだけのつもりがワインや酎ハイが前に並んでしまった。
しかしゴルフはわからないものだ。もうそんな状態でゴルフどころではなくスタートした後半の出だしはロングホール。ドライバー、スプーンでグリーン直前まで運び、ウッジでコツンと打ったら、もうひと転がりであわやイーグルというOKバーディーのスタートになった。アスリートゴルファーを目指しているつもりなのだが、やっぱり典型的な酒呑みアマチュアゴルファーだとわかった。そのくらい酒の効いた後半はすごかった。バーディを皮切りに4連続パー、ドラコンホールではキャディーさん曰く「絶対に誰も抜けないよ、300ヤードはいってますよ!」という当たり。その後ボギーを1つ打つも7ホール終わってなんとパープレー! 俄然色気が出てきて「久し振りの30台は確実。生涯3度目のハーフ、36が出るかも」と色気を出してしまったのが敗因だった。
午前中5ダウンで挽回不可能かとあきらめていた吉田氏との勝負も逆転で一歩リードした状態で迎えた8番にあまりうれしくないドラマが待っていた。フェアウェー前方左側120〜180ヤード位に渡って池があり、その先がブーメランのように左にフェアウェイがカーブしている。正面真っ直に打つと220ヤード位でフェアウェーを突き抜けて林の中という。少し待たされている間に、今日好調なドライバーでフック気味にしっかり打とうとしていた気分から、「奥の林が嫌だからスプーンかな、クリークの方が自信はあるけど風はアゲインスだからな」と迷いだし、結局は一番信頼感のないスプーンで中途半端に打ったら見事なテンプラで、考えてもいなかった池の中に…。今考えればそれも自分の実力のうちではあったのだ。キャディーさんから「前進4打でいきましょう」と言われて「ダボで上がって、最終ホールパーでも38か、でも前進4打で救済されての38なんてつまらないなあ」と急にテンションが下がってしまった。本当はそこで「いや、すみませんがここから第3打を打ち直させて下さい」と言って粘らなくてはならなかったのだ。それを早々とあきらめてしまい、その後を投げ出してしまったから、今になって悔やんでいる。
詰めの甘さとタイトルには書いたが、そうではなくて気の弱さだ。最近、いろんなことから潔くすぐに手を引いたり、諦めたりするのだが、なんか逃げているような感情がいつも残ってしまい、自己不信の元凶になっているのは認識していたのだが、こうもはっきりとゴルフで出てしまうとかえってしっかり向き合ういいチャンスだと思える。もうちょっといろんな事に執着心を持って、すこしは泥くさくても粘ってみようという気になってきた。
で、結局後半はいくつ叩いたかって? 8番トリプル、9番もトリプルで6オーバーは42のいつもの数字になってしまいました。トホホ! 優勝はベスグロで吉田氏で、賞品から社員各位との握りまですべてかっさらっていってしまったのだが、僕との握りだけはなぜか僕が勝って、唯一吉田氏から頂いたのだ。
よし、この夏からは、粘っこくいくぞ、格好わるくても投げ出さないぞ!

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