今日は休日なのでゆっくりと…と思っていたのだが、我慢できなくて昨夜遅く、待ちに待ったFedoraCoreー5の公開安定版をダウンロードしました。
バージョンが5にならない4.9…などのテスト版が1、2、3とわりと長く続いてからやっとの登場です。
安定版のリリーススケジュールが遅れて、3月20日だ、と出たのがつい最近、偶然手の空いた日にぶつかったので、昨日はフライングをして公開していそうなミラーサイトを探し回っていくつか見つけたが、どこもビジーで繋がらず、そうこうしているうちに深夜12時を回り、国内のサイトでも公開しはじめたので、おなじみのIIJのFTPサイトから極めてスムースにダウンロードに成功した。そして今日は朝からさっそくDVDに焼いてインストール、実験勉強用の Dell(PowerEdge600SC)機にクリーンインストール。バージョンも5まで来るとインストールも洗練され、格好よく簡単に成功。
RedHat9からFCー1にした当初からこのDell機はサウンドカードを認識してもらえなかったが、残念ながらFCー5になっても改善されていない。
この2年間でだいぶ自分のLinuxスキルも上がってきているので、この際サウンドカードの交換に挑戦してみようかとも思っている。
まあメインマシーン(サーバ)のShuttle-Cubeは、FCー4のここまではハード、ソフトともに完全フィットしているので、なにも実験機のDellから音が出なくてもいっこうに構わないのではあるが。
ただそこは、必要でなかろうとも音が鳴らないのはなぜか…と考え出したら、何としてでも鳴らしてみないと気が収まらない性分の自分である。
さてFCー5のログインしたデスクトップ(Gnome)は一見FCー4と変わらないが、日本語入力のAnthyというのが快適だ。
Linuxをいたずらするようになって今までの間、Macや他の環境と違って一番不便を感じていたのが日本語環境、それも入力変換の効率の悪さや、ユーザ辞書環境の貧しさだったのだが、このAnthyというのがすごい快適で、GUI環境でほとんどAtokやことえり、EGBRIDGEなどの商用FEPと同じ様に使えて、感動ものです。
他にもXenをはじめいくつもの新しい機能等が入っているが、全体的にはFCー1から続くFedoraCoreの超安定版のような仕上がり感がする。
Dell機で少し使ってみてからメインサーバにもいづれと考えているのだが、早くも「一挙にメインサーバ機をFCー5にアップしてみたい」という欲が出てきて困っている。

だいたい1月の後半ぐらいから僕にはコンピュータの季節がやってくるようだ。
秋から暮れ、正月と盛り上がった仕事、学校、仲間たちとのお付き合いなどが一区切り付いて、春を待つ間のわりと静かな時期で、家の中を見回してレッスン室や書斎などの整理、配置替えなどから始まって、コンピュータ回りの見直しからHPの衣更えなどに手を出す季節のようだ。
必需品の楽譜製作ソフト「Finale」がまたバージョンアップをしたので仕方なく申し込んだら今日早速CDが送られて来た。
最近放り出し気味だったMacを立ち上げ「Finale」をインストールしようとしたら、なんと80GBあったHDDの残りが7GBしかない。
なんでもかんでも放り込んだままで整理してこなかったのを反省しても、さあすぐにとは中身の整理はできない。
インストールはしたが少し不安なので、すぐに増設HDDを買いに行くことにした。
マシーンのスペック等をメモして電器屋に走ったつもりが机に置いたまま飛び出した。
店員にMacの型番やスペックを説明するためにいろいろ思い出していたら、ここ何年か毎年この時期にマシーンを購入していることがわかった。
このMac、G4、デュアルCPU1.25GでOS-XとOS-9の両方ブートするマシーンとしては最後のシリーズを購入したのが2003年の2月だった。
その次の年、2004年の3月には友人に頼んでDellのサーバマシーンにRedhatLinux-9を載せたのを、サーバとLinuxの勉強のために購入している。
一年経って2005年の3月、つまり去年の今頃にはリナックスの勉強からすっかりハマッテしまい、もう一台のLinux専用機としてキューブ型の小さなShuttleを購入してきたのだ。
電器屋の店員にスペックの説明をしようとして、以上のようなことがすべて頭の中で繋がって思いだして来た。
HDDはすぐ見つかったのだが、僕から離れない店員が笑いながら「それで今年はどうするんですか?」と尋ねて来た。
すかさず今年になってからむずむず頭に浮かんできていたアイデアをスラスラと…「Macは楽譜製作やADOBEソフトでの作業用にして、LinuxをいじったりWeb製作など日常作業はShuttleのLinuxが快適なのでそれ専用にして、DellにWindowsかLinuxを載せてサーバ専用にしたいんだけど、Dellはともかく音がうるさくてとても一日立ち上げるのには厳しいから、もう一台ベアボーンのShuttleかな? そうするとやっぱりPentium4かな、それとも64ビットが面白いかな、どう思う?」なんて答えたら店員も呆れ返って目を丸くしていた。
考えればすっかり「オタク」になってしまった僕を見つけてしまった!!
さて自宅サーバを立ててLinuxを勉強してここまで来た.Macにべったり張り付いて遊んでいても良かったのだが、コミュニティ参加型のフリーOSのFedoraCoreを選び、それを追いかけながら、その成長と共にコンピュータの基本であるUnixについて沢山学んだ.今年に入ってから、でき合いの物でない自作のコンピュータが欲しくなって躊躇していたが、ついに10日ほど前に買ってしまった.自作という事にこだわりながらも格好良く使えるものと考えて、今流行りのキューブ型の小さなデスクトップで静音のものを見つけた.台湾のShuttle社の製品、キューブ型で小さい物だとどうしても考えるのがCPUなどの過熱対策であるが、単純に「日本よりも高温多湿の台湾の製品ならその辺は大丈夫だろう」と考えての決断である.一からの組立ではなくて、筐体にマザーボードと電源ユニットがすでに納まっているいわゆる「ベアボーン」型だ.それにあわせてPentiam4のCPU、DDRメモリー、それにHDとComboのドライブを購入する.CPUの組み込みにはちょっと神経を使うが、後はほとんどプラモデル感覚で組み立てられ所要時間2時間ほどででき上がる.乗せるOSでちょっと迷った.Windowsを乗せて、自宅サーバからのHP他の発信のチェック用にしようかと最初は考えていたのだが、ここのところのLinux関係の動きが非常に活発になっていて魅力が増している.サーバに使っているFedoraCore3もアップデータが大体修了し非常に安定してきたし、今月末には正式版としてFedoraCore4も発表される.さらにヨーロッパで一番のシェアを誇る非常にクールで安定したSuSeLinuxの日本語版も安定版が値下げされて発売された.このLinuxのディストリビューションの相次ぐ新バージョン発表の目玉は、OpenOfficeというオフィス・スイートの安定版のバージョンアップだ.悪名高きマイクロソフトのWord、 Exelなどをしかたなく使わざるを得なかったユーザを完全に自由にしてくれる素晴らしいソフトの登場だ.考えればLinux自身の発展も、その動機の大きな部分では、永遠に高いロイヤリティを払わせられてウィルスべったりのMicrosoftのWindowsへ反旗を翻すところから始まっているのだから、ここでこのOpenOfficeの完成によって完全にMicrosoft、Windowsを捨て去れる状況に到ったのだ.そう考えてOSはフリーの FedoraCoreに決めた.FC4が雑誌の付録で月末に出るのを待つのも芸が無いので、とりあえずはサイトからダウンロードしてFC4 test3という試験版を入れてみる.すでにこれにもOpenOfficeの最新版は組み込まれている.外は良い天気が続く一番の季節だが当分部屋から離れられそうもない.
